美容成分プラセンタで悪玉コレステロールも下がる? 効果のメカニズムとおすすめの摂り方

プラセンタサプリメント美容成分として有名なプラセンタですが、その効果はさまざまにあります。肝臓の機能を高めたり、アレルギー反応を抑えたり、病気への抵抗力を高めたり、意外なところで薄毛にも効果がみられることもあります。

そんなプラセンタですが、実は悪玉コレステロール値を下げる効果もあると考えられています。美容にも良くて、悪玉コレステロールも下がるなんて、一石二鳥ですね。でも、プラセンタが一体どんなもので、どうして関係なさそうな美容と悪玉コレステロールに良いのか、疑問ですね。プラセンタと悪玉コレステロールとの関係を、栄養士という立場から説明します。

プラセンタとは?

そもそもプラセンタって一体なに?

プラセンタの原料、胎盤プラセンタとは英語で「胎盤」という意味です。胎盤は、妊娠すると子宮に作られ、赤ちゃんと母親を繋ぎます。出産後にこの胎盤は剥がれて出てきます。

プラセンタには、「成長因子」が含まれています。成長因子とは、細胞や組織の成長を促す物質と言えます。人間は胎内にいる時こそ一番成長する時です。なので、プラセンタには成長因子がたくさん含まれています。現在プラセンタは、医療や美容などに多く使われています。

プラセンタのサプリメント

カプセルやドリンクのサプリメントや化粧品などで、プラセンタが市販されています。使われている胎盤は、馬、豚、羊、などの動物が主で、植物、海洋性などのプラセンタもあります。豚プラセンタがお安く、一番多く流通していますね。

美容目的の商品が多く、「プラセンタ=美容」のイメージが定着しています。プラセンタには他にさまざまなメリットがあるので、美容目的のはずが、他も良くなっていたということが起こるのです。

医療用プラセンタ

プラセンタ注射医療でもプラセンタは使われています。もともとプラセンタは医療用として研究、発展してきました。医療用のプラセンタはヒト胎盤由来で、注射で体内に入れます。慢性肝疾患や更年期障害などで保険適用です。

保険適用外では、美容目的でも使用することもできます。プラセンタが何だか怪しいもののように感じていた人も、医療にも使われているとなると、プラセンタを見る目も変わってきますね。

プラセンタとコレステロール

プラセンタでエストロゲン分泌を促す

プラセンタで女性の健康をサポートエストロゲンは女性ホルモンの一種で、血中コレステロールを低く抑える力があります。妊娠中は特にエストロゲンが常に高い状態になっています。

更年期になると、エストロゲンの分泌が減り、抑えられていた血中コレステロールが上がってしまいます。プラセンタは摂取することで体内のホルモンバランスを整える作用があると考えられています。更年期以降減少するエストロゲンのバランスを整えることで、血中のコレステロール値を下げる効果が期待できます。

エストロゲンは男性でも分泌されているので効果がありますが、一番効果が期待できるのは、更年期以降の女性ですね。更年期を境にコレステロール値が上がったという人は、プラセンタを試してみて下さい。

プラセンタの効果的な摂り方</h3

消化吸収の良い食前に

プラセンタの成分を壊さないように吸収する腸に届けるためにも、プラセンタのサプリメントは空腹時の食前に飲むのが良いです。他の食べ物や入っていると、腸は吸収しやすいものから吸収を始めてしまい、せっかくのプラセンタも吸収されないまま体外に出てしまっては効果がありません。もったいないですね。

また、アルコールと一緒に摂っては意味がありません。アルコールを飲むと、多くの活性酸素が発生します。その活性酸素を除去するのにプラセンタの力が使われてしまっては、悪玉コレステロールが悪さをする形になるのを防ぐという、本来期待した働きをする分が無くなってしまいますね。

1日の目安量を守る

プラセンタは、1日の目安量を守ることが大事です。目安量は、商品によってプラセンタが入っている量が違いますので、パッケージは良く確認しましょう。プラセンタは高価なので、少なめに摂って節約したい気持ちもありますが、そうなると効果はなかなか現れません。プラセンタはサプリメントなので、薬ではありません。効果が劇的にみえるわけではありませので、1~2ヶ月間は続けて下さい。

結論

プラセンタは美容だけではなく、エストロゲン分泌を促してコレステロールを下げる効果や、活性酸素を除去して悪玉コレステロールをより悪くするのを防ぐ効果があります。プラセンタは空腹時に摂り、その時はアルコールを控えます。1~2ヶ月は摂り続けることを目標にしてください。

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 監修者 大見 貴秀医師


フリーランスの麻酔科医として複数の病院で勤務。生活習慣病アドバイザー、麻酔科標榜医、麻酔科認定医、日本麻酔科学会会員、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員。

医師として生活の質を上げ、楽しく健やかな毎日を過ごして頂くため「健康」に関する執筆も行っています。