コレステロールゼロのラーメンは他のラーメンと何が違う?

ラーメン最近は、健康志向の流れから、インスタント製品にも様々なものが発売されています。

インスタントラーメンもそのうちの一つで、「サッポロ一番 グリーンプレミアム 0 (ゼロ)」のように、コレステロールを含まず、コレステロールが高い人でも安心して食べることができるものもあります。

それでは、コレステロールゼロのラーメンは、従来のインスタントラーメンとどのように違うのか比較し、血中のコレステロールにどのように影響するのか、ということについて解説していきます。

コレステロールゼロのラーメンの概要

コレステロールゼロのラーメンは、ノンオイルのスープ、ノンフライ麺、コレステロールゼロと、脂質をできるだけ減らした、体に優しいインスタントラーメンです。

インスタントラーメンといえば、麺を油で揚げた「フライ麺」がほとんどですが、数年前からノンフライや乾麺なども登場するようになり、コレステロールゼロのラーメンは、その更に進化した形のラーメンといえます。

それでは、従来のインスタントラーメンと、コレステロールゼロのラーメンのカロリーや栄養価を比較していきましょう。従来のインスタントラーメンは、コレステロールゼロのラーメンと同じメーカーの、サッポロ一番のしょうゆ味で比較します。

  従来の
インスタントラーメン
コレステロールゼロの
ラーメン
エネルギー(kcal) 442 297
たんぱく質(g) 10.2 9.3
脂質(g) 15.8 0.9
糖質(g) 64.8 61.8
食塩(g) 5.6 5.6

コレステロールゼロのラーメンは、従来のものと比べて、カロリーが低くなっており、脂質の含有量は、見てのとおり大幅にカットすることができています。

気になる味ですが、麺は生麺に近い、ツルツルとした食感で、スープは出汁が効いて美味しいと、なかなかの評判のようです。

インスタントラーメンは体にあまり良くないというイメージがありますが、便利なものなので、なかなかやめるのは難しいですが、このような健康志向の商品を活用するのも良いでしょう。

コレステロールゼロのラーメンは、本当にコレステロールを上げないの?

コレステロールゼロのラーメンですが、実際は完全なゼロではなく、少々含まれているようです。

栄養表示基準に基づいて、コレステロールが5mg未満のものをゼロと表記できる仕組みになっています。しかし、含まれているといってもほんの僅かなので、特に気にする必要はありません。

結論からいうと、コレステロールゼロのラーメンが原因で、コレステロールが上がることはほとんど考えられません

脂質の含有量も低く、カロリーも低めなので、食べすぎなければ肥満の原因となることはないでしょう。

コレステロールゼロのラーメンは、食べれば食べるほどコレステロールが下がる?

コレステロールゼロのラーメンは、たくさん食べれば良いかというと、そうではありません。ゼロだからといって、コレステロールを下げる働きがあるわけではありませんし、上がりにくいというだけで、下げることはできません。

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ただ、食べる時にまろやかさを加えるために、オリーブオイルエゴマ油など、コレステロールを下げる効果のある油を数滴加えることで、コレステロールを下げる効果を期待することはできます。

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コレステロールが高い人にオススメの食べ方

コレステロールゼロのラーメンの適量は?

1食分と記載があるように、通常は、1袋を目安に食べるのが理想です。しかし、栄養素の消化にかかる時間は、脂質が一番長く、脂質を多く含む料理は腹持ちが良く感じられます。

コレステロールゼロのラーメンは、糖質が多く含まれており、消化にかかる時間が短いため、あまり腹持ちが良いとは言えません。

そのため、食べてもすぐにお腹が空いてしまうというデメリットが考えられます。体格が良かったり、活動量が多い人は、2袋までなら600kcal以内に収まるので食べても大丈夫でしょう。

しかし、カロリー的には問題はなくても、単品だとどうしても栄養バランスが偏ってしまうので、できれば他の料理と組み合わせて食べる方が理想的です。

どんな食べ方が良いの?

他の料理と組み合わせて食べる場合には、ご飯や麺ではなく、糖質以外をとりましょう。

タンパク質は、体の組織や臓器を作るために必要な栄養素で、大豆製品などに多く含まれています。

肉はコレステロールを上げる飽和脂肪酸が多く含まれているので、できれば控えるようにし、オススメは魚や大豆製品など、低カロリーで不飽和脂肪酸を多く含む食品です。

その他、体の様々な機能を調整する働きのある、ビタミンやミネラル類は野菜や海藻類などから摂ることができます。

野菜や海藻に含まれている食物繊維は咀嚼する必要があるため、満腹中枢を刺激します。また食事の消化吸収をゆっくりにするため、満腹感が続きます。

ラーメンのトッピングとして加えてもいいですし、サラダや和え物としてたっぷりと摂るのもオススメです。

トッピングとして野菜を追加するときは、茹でるか、オリーブオイルやエゴマ油などを使用するようにしましょう。サラダで食べるときは、ドレッシングの種類にも注意です。

結論

コレステロールゼロのラーメンは、従来のインスタントラーメンに比べて、脂質が低く、カロリーも150kcalほどカットすることができます。コレステロールが高い人だけではなく、健康を気にしている人や、ダイエット中の人でも安心して食べることができるラーメンです。

ただ、コレステロールはほぼゼロですが、栄養バランスは糖質に偏っているため、それだけでは良い食事とは言うことはできません。タンパク質や微量栄養素を補給できるように、ラーメンにトッピングをしたり、副菜としておかずをとり入れることをオススメします。

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 監修者 大見 貴秀医師


フリーランスの麻酔科医として複数の病院で勤務。生活習慣病アドバイザー、麻酔科標榜医、麻酔科認定医、日本麻酔科学会会員、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員。

医師として生活の質を上げ、楽しく健やかな毎日を過ごして頂くため「健康」に関する執筆も行っています。