パルスイート、オリゴ糖、はちみつはコレステロール対策になる?

砂糖料理やお菓子の甘みの元となる甘味料は、家庭では砂糖が多く用いられますが、他にもたくさんの種類があります。最近では健康志向によって人工甘味料と呼ばれるカロリーがゼロのものも登場しています。

甘いものはカロリーが高いというのはもう昔の話。甘味料も多様化して、より複雑になってきています。それぞれの特徴を知り、上手に使い分けてコレステロールを管理に役立てましょう。

パルスイート、オリゴ糖、はちみつってどんな食べ物?

パルスイートパルスイートは、味の素から発売されている甘味料です。低カロリーのものや、カロリーゼロなどのラインナップがあり、目的に合わせて選ぶことができます。野菜や果物に含まれるアミノ酸を使用して作られており、コーヒーなどの飲み物や、料理、お菓子など幅広い用途があります。

オリゴ糖オリゴ糖も砂糖と同じく糖類の一つです。

砂糖と違う点は、オリゴ糖は腸内細菌によって分解されず、栄養素として吸収されにくいという性質を持っています。このオリゴ糖は、商品名として使われ、色々なメーカーから発売されています。

はちみつはちみつは、ミツバチによって花の蜜から作られる天然の甘味料です。はちみつは単糖類に分類されるブドウ糖と果糖からできており、吸収が早いので、すぐに運動や生活に必要なエネルギーに変換されるという特徴があります。

また、植物由来のビタミンやミネラルも含まれているので、様々な健康効果が期待できます。

それぞれのカロリーを以下にまとめました。

パルスイート
(6g大さじ1)
オリゴ糖
(13g大さじ1)
はちみつ
(21g大さじ1)
8.4kcal 26kcal 64kcal

パルスイート、オリゴ糖、はちみつとコレステロールの関係

食べ物から摂取したカロリーが多く、それを全て消費できない場合は、体の中に脂肪が蓄積されていきます。この脂肪は中性脂肪と呼ばれており、中性脂肪の増加によって悪玉コレステロールも増える傾向にあります。

3つの甘味料の中で、最もカロリーが高いのははちみつで、食べ過ぎることでカロリー過多となり、コレステロールを上げてしまう可能性が考えられます。これに対してパルスイートはカロリーがとても低く抑えられているのですが、血糖値を下げるホルモンである、「インスリン」の分泌を高め、体内の脂肪の蓄積を促進するという説もあり、低カロリーだから安心、というわけにはいかなさそうです。

コレステロールが高い人に適したパルスイート、オリゴ糖、はちみつの摂り方

パルスイート、オリゴ糖、はちみつは、カロリーや他の材料・成分の違いによって特性が異なります。上手に使い分けながら調理に使用しましょう。また、パルスイートのような人工甘味料は、健康に害があるとされる部分もあるため、カロリーが少ないといえども、摂取量には要注意です。

パルスイートを摂るときの注意点

パルスイートの甘みはアスパルテームという成分によります。これは食品中にも含まれる、アスパラギン酸とフェニルアラニンというアミノ酸からできているものです。カロリーは砂糖とほぼ同じですが、強い甘みを感じられるため、使う量をグンと少なく抑えられます。

ヒトへの長期の安全性試験の報告がまだないため、その有害性には賛否が分かれているようですが、頭痛やめまい、失明、うつ症状など、様々な副作用を引き起こす可能性があるといわれています。

先ほども説明した通り、低カロリーのパルスイートでも、摂りすぎると肥満に繋がる可能性も否定できません。コーラやジュースのように、低カロリーを謳った商品がどんどん発売されていますが、良いところばかりではないということを念頭に置いておきましょう。

とり入れるときのポイント

パルスイートに含まれるアスパルテームはほんの僅かなので、通常考えられる使用量では、健康への影響がないとされる上限値を超えることは、まずないと言っても良いでしょう。

しかし、有害といわれている物質が含まれていること、肥満へ繋がる可能性があることを考慮すると、使用はできるだけ控えた方が良いかもしれません。低カロリー飲料を飲んだ時は料理には使用しないなど、自分でルールを決めて調整してみましょう。

オリゴ糖は腸内の環境を整えてくれるので、ダイエットをサポートしてくれる他、善玉コレステロールを増やし、動脈硬化の予防にもなるといわれています。善玉コレステロールには悪玉コレステロールを減らす働きがあるので、コレステロールが高い人は砂糖の代わりにとり入れてみると良いでしょう。

カロリーは砂糖の1/2ですが、甘み依存を避けるためにも、あえて多く使うことはせず、料理やお菓子を作るときに代用すれば、カロリーカットもできます。

はちみつは砂糖のカロリーの約60%です。砂糖に含まれていないビタミンやミネラルも豊富に含まれているので、栄養価が高い甘味料といえます。しかし、砂糖よりもカロリーは低めといっても、摂りすぎはもちろん禁物です。砂糖の代用として使用する程度に抑えましょう。

結論

以上、パルスイート、オリゴ糖、はちみつについてのカロリーや成分の特徴などについてまとめました。どの甘味料もメリット、デメリットがあり、何を重視するかで使い方が変わってきます。

どの甘味料も砂糖よりはカロリーは低いものとなっていますが、特にパルスイートにおいては、安全性を考えると過剰に摂取することは控えた方が良さそうです。オリゴ糖とはちみつは、日常的に使用している砂糖の代用として用いれば、カロリーカットができるので、結果的にはコレステロールの改善に繋がると考えることができます。

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 監修者 大見 貴秀医師


フリーランスの麻酔科医として複数の病院で勤務。生活習慣病アドバイザー、麻酔科標榜医、麻酔科認定医、日本麻酔科学会会員、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員。

医師として生活の質を上げ、楽しく健やかな毎日を過ごして頂くため「健康」に関する執筆も行っています。