週刊ポスト2013年12月13日号に掲載された、アメリカのニュースです。
週刊ポスト2013年12月13日号「70歳超のコレステロールは下げてはいけない」と米医療協会
現在、アメリカで医療に関する無駄の見直しが行われているそうで、コレステロールについても考えが見直されています。
健康診断でコレステロールが高いと診断されると、食生活の見直しや、生活改善を行い、ひどい場合は薬によるコレステロールの低下を促すこともあります。
誰もがコレステロールを下げることが良いと認識していますが、米国医療ディレクター協会によると、コレステロールが低い方が害があると報告しています。
実際に、コレステロールを低下させる薬は、脳のコレステロールにも影響を及ぼすことがわかっており、これによって鬱や記憶障害などの副作用を起こすことがあるためです。
アメリカでは、現在高齢者のコレステロール低下剤の処方はやめ、医療費の無駄を削減しています。
また、高齢者だけでなく若い人であってもコレステロールを下げる必要はないという声も上がっており、日本でもどちらが正しいか、まだまだ議論が続いています。
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監修者 大見 貴秀医師
フリーランスの麻酔科医として複数の病院で勤務。生活習慣病アドバイザー、麻酔科標榜医、麻酔科認定医、日本麻酔科学会会員、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員。
医師として生活の質を上げ、楽しく健やかな毎日を過ごして頂くため「健康」に関する執筆も行っています。